G2グレードを超える断熱性能数値
「UA値0.46以下」を標準仕様
石見地方は山間部を覗いて6地域に該当します(山間部の一部は5地域)。
断熱性能を判断するうえで必ず知っておいていただきたいのが、この「Ua値」になります。例えば車を購入する際、20km/Lの車と8km/Lの車はどちらが燃費が良いでしょうか。それと同じで、家づくりもこの「Ua値」でどちらが性能が高いかを判断することができます。
まずは下の表に表しているように、基準値があることを知っておいてください。
HEAT20 G2グレードが標準仕様
HEAT20とは
「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」のことです。
では、HEAT20の目的とはなにか。それは、「環境にやさしく、高品質で快適な室内環境を創り出すために、住宅の温熱環境、性能、建築耐久性の観点から、外皮技術を初めとした設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ること」です。
①建築物省エネ法②ZEH の基準をクリアすることは最低限で、さらには環境負荷の低減や快適でコストパフォーマンス良く長く住み続けていくことを目標として掲げた基準値を提言しております。その基準を守ることは、法律の観点から言っても、10年後には最低限の基準となってしまう数値を今建てるのではなく、数十年後の基準となるであろう数値を担保することで、未来にも価値のある家づくりを行っていくという見方もできると思います。
岩見建設では、HEAT20 G2グレードを標準仕様としております。
高断熱を安定的に確保する構造/工法
断熱の方法もたくさんあります。どの断熱材を選択していくのか、それぞれのメリットデメリットが存在していますので、それを知ったうえで選択していく必要があります。その中でも最も気にしなければならないのが、「断熱材の隙間がないこと」「断熱材が湿気を通さないこと」「断熱材の数値が最高の物」この3つを担保した断熱材を選ばなければ、隙間風や湿気を通してしまって結露が発生し、壁の中の木材が腐ったりカビが生えたりといった被害がでてしまいます。
断熱材「ネオマフォーム」
こちらは「硬質ウレタンフォーム」という種類の断熱材で断熱性能値が0.020W/(m・K)とトップクラスです。硬質のため、隙間がない施工が可能になり、また湿気も通さない材質になるため結露を誘発する恐れがありません。性能が高いということは、費用もそれなりに上昇していきます。そこで断熱性能をあきらめて費用を下げる方も中にはいらっしゃいますが、住み始めてから壁内結露が発生してからではもう手遅れです。
傷みにくくコストも削減できる基礎断熱
現代では基礎に通気用の穴があいていない「べた基礎」という工法が主流になってきました。とはいえ、地面に接しており、基礎のコンクリートはきんきんに冷やされてしまいます。その基礎コンクリートから断熱する方法として、「床断熱」と「基礎断熱」があります。必ず「基礎断熱」を選択するようにしてください。床断熱では、床から上は暖かいかもしれませんが、床下の木材は結露やカビで傷んでいきますし、床断熱に隙間が空いていた場合、床もいずれは傷んでしまい、室内も温かくならない状況が生まれてしまいます。「基礎断熱」をしっかりと行えば、床下が痛む心配もなく、また床暖房という設備投資も必要なくなります。
断熱性能を高める高性能窓「樹脂サッシ+Low-e複層ガラス」
窓種別の熱貫流率比較
・一般住宅の窓「アルミサッシ+単板/複層ガラス」
・岩見建設の窓「樹脂サッシ+Low-e複層ガラス」
一般のアルミサッシよりも、断熱サッシの方が約2.6倍もの性能を有しています。窓は一番熱の行き来が多い場所であり、結露を誘発する場所になり、断熱において家の弱点となる箇所です。その窓が、結露せず、熱も逃げない窓になればいかに良いでしょうか。
・結露が発生しにくい塩ビ(プラスチック)でできた樹脂窓
・太陽熱を反射・吸収してくれるLow-eガラス
この素材を有した断熱窓を私たちは標準仕様としております。
高断熱な注文住宅「R+house」について▼