耐震性能は最高ランクの「耐震等級3」を標準仕様
家は耐震等級1を取得することが建築基準法上義務付けられていますが、本当にそれで大丈夫でしょうか?
日本は「地震大国」とも呼ばれる通り、地震が非常に多い国です。近年、大きな地震が各地で発生し、建物が崩壊したり、様々な被害が起きていることは皆様の記憶にも新しいと思います。政府地震本部の報告によると、南海トラフ地震(M8.0以上)が30年以内に発生する可能性が70~80%とされており、今後も地震が発生することが予測されています。その日本で家を建てていく上で、万が一地震が発生した際も、住人の命を守れる家を求めることが必須の条件であるように思うのです。
耐震能力を示す指標「耐震等級」
実は、地震にどれくらい強い家なのかを判断する指標があります。それが「耐震等級」です。耐震等級には1~3までのランクがあり、以下に示す通りです。
大地震が来た際に、防災の拠点となる建物に求められる能力が耐震等級3です。私たちがこれから長い時間を過ごす大切な家も、やはり大地震が来ても耐えうる建物であることが条件であるとすると、耐震等級3が必須の性能なのです。
耐震等級3を保証する構造計算方法
構造建築士の厳密なチェック
岩見建設では、1棟ごとに個別で構造計算実施を標準仕様としています。
構造専門の建築士が、その耐震性をさまざまな角度から厳密にチェックしております。
構造計算にも種類があり、簡易的に行うことができる「癖量計算」と、部材1本1本の断面寸法から膨大な計算を有する「許容応力度計算」があります。岩見建設では、後者である「許容応力度計算」を全棟実施しており、最も厳密な方法での耐震等級の割り出しを行っております。
また、構造計算は家のデザインにも大きく関係してきます。柱や梁、耐力壁などの構造体が家の間取りや空間に影響を与えてくるため、構造込でのトータル設計が求められるのです。
他にも、積雪地域は積雪荷重の計算も同時にしなければいけませんし、さらには屋根の勾配まで条件が出てきます。風の強いエリアは耐風力の計算も必要です。
このように、構造はその他様々な部分に影響を及ぼしていくのです。
断熱性と耐震性を支えるR+パネル
「R+パネル」の特徴
硬質ウレタンフォームであるフェノールフォーム断熱材とMDF合板を組み合わせたものが「R+パネル」です。
防火性能も高く、2×4工法と同等の力である壁倍率2.5倍の耐力壁にもなります。
断熱ページでもご説明していますが、断熱材の選択と、気密性能の確保が高精度で実施できれば、その家はまるで魔法瓶のように高性能なお家になりますが、気密が悪かったり、断熱材が湿気を通したり隙間風を通すような材料であれば、結露が発生し腐食が進み、家の耐久性能がどんどんと落ちていき、ひいては耐震性能を落としてしまいます。
地盤が弱い場合に行う地盤改良について
地盤改良にも数種類存在し、それぞれにメリットデメリットが存在します。能登地震でよく聞くようになった「液状化」など、地震の二次災害で建物が倒壊するケースも多いのです。地盤改良の方法についてしっかり知識をつけましょう。
砕石杭工法のHySPEED(ハイスピード)工法を推奨しています
特徴・メリット
特徴:砕石杭工法と呼ばれ、天然砕石を使った杭を打ち込みます。
メリット:天然砕石であるため、建築物扱いにならず、いずれ土地を売買する場合などに撤去する必要がありません。また、砕石であるため排水効果が高く、地面が液状化により押し上げられるのを防ぎます。強度は高く、さらに環境汚染の恐れもなく環境に優しい工法であります。
適切な防蟻処理(耐震性能の維持)
岩見建設の防蟻処理
防蟻処理の品質は、長期的に見た住まいの強さを大きく左右します。
現在、法律で定められている防蟻処理は、合成殺虫剤を柱・土台に塗布する方法ですが、効果は5年で切れてしまいます。では5年後、再度塗布できるのかというと、壁をめくり、床をめくり、塗り直すわけにはいきません。つまり、5年以降は白蟻が来ても対処できない状態になってしまっているのです。
防蟻処理に必要なのは、半永久的に効果が持続するものでないと効果をなさないということになります。
私たち岩見建設は、ホウ酸防蟻処理を選択しております。大雨で流されたりしなければ、ホウ酸はなくなりません。さらにホウ酸は、合成殺虫剤と比べて人体に害もありません。
防蟻保証
アフターサポートにより、防蟻処理の保証もついています。万が一の場合にも備えたサービスで、家の耐震性性能、耐久性能を確保していきます。
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